TES4の備忘録

Memorandum of TES4 一泊二日のオンライン(?)

見習い日記 その1 ~ Order of The Virtuous Blood (前編) ~

Category: OBLIVION > ロールプレイ日記   Tagged: oblivion  オブリビオン  PCゲーム  
ScreenShot6090.jpg

 今でこそ盗賊の巣窟で無双プレイを繰り返せるような実力者となった私でも、やはり非力な見習い貧弱一般人だった時期はあったわけで。今日は私、狼子・ツキシマが戦士ギルドの見習いとして方々を駆けずり回っていた頃の話をさせてほしい。為になるかはわからないが聞いてくれ。

※戦士ギルドクエストを取り上げる予定はありません。







ScreenShot5837.jpg

 第3紀43x年、愛犬(狼)のクロと一緒に海路でCyrodiilに入国し、戦士ギルドにてやっと食い扶持を稼ぐ目途が立った程度の私は、憧れの帝都に一軒家を持つべく貯蓄の真っ最中であった。

 そんなある昼下がり、帝都神殿地区を歩いていると、Ralsa Norvalo という Dark Elf の夫人が大慌てで駆け寄ってきて私に声をかけた。彼女の夫であるGilenが、この神殿地区にあるSeridurの家にて私を待っているらしい。



ScreenShot5839.jpg

 Ralsaの言うことには、なんでもGilenの話というのはこの帝都全市民の生活に関わる重要事項であるらしい。いまひとつ要領を得ないし、なんとも胡散臭い話ではあるが、話を聞くだけなら良かろうと、招待を受ける旨を伝えると、彼女は感謝して帰っていった。さて、どうしたものか。



ScreenShot5848.jpg

 さて、Seridurの家とやらは神殿地区でも裏路地の方にあった。玄関を入ると部屋の奥から、どうやらこの家の用心棒らしい重装備の男が出て来る。フルフェイスの Dwemer Helm に隠されその表情は窺い知れなかったが、恐らく突然の闖入者を怪しんでいるのであろう雰囲気が伝わってきた。まさかこれがGilenか?



ScreenShot5849.jpg

 用心棒と距離を置いた睨み合いをしていると、彼の後ろから彼より頭ひとつ分長身のElfが出てくる。「お目にかかれて光栄です。お噂はかねがね聞き及んでいますよ」柔和な表情でそう声をかけてきた High Elf は、この家の主人であるSeridurだった。



ScreenShot5851.jpg

「あなたが来ていると聞いて居ても立ってもいられませんでした。お噂はかねがね聞き及んでいますよ」

 正直言って噂になるような功績はそれほど多くあったわけでもない私だが(ないわけではない)、こんな風に言われて悪い気がするわけもない。私の方からも「お会いできて嬉しい」と飛び切りの笑顔で答えておいた。話を聞くに、どうやらこのElfの紳士が、Gilenという名の友人の妻を使いに出して私をこの場に呼び出した張本人であるらしい。



ScreenShot5858.jpg

 彼は「こんな方法で呼び出してしまって申し訳ない」と私に詫び、「我々は通りに出ない方が安全だと思った」と付け加えた。通りは危険…これはもしやRalsaの言っていた、「全市民に関わる重要事項」に関わる理由からだろうか? 彼に先導して貰い、私はこの家の地下室へ向かった。



ScreenShot5877.jpg

 私の後ろに付いて来ている犬を嫌そうな目で見る用心棒を尻目に、私はSeridurの案内で薄暗い階段を降りて行くと、中央に赤い雫の描かれた金色の太陽の紋章があしらわれた特徴的な垂れ幕の飾られた部屋に出た。中央で対面するように三つのベンチが置かれ、傍らにちょっとした書棚が置かれている。



ScreenShot5860.jpg

 部屋では他に、Gray-Throatという名の壮年のArgonianと、妻を使いに遣したGilen Norvaloという名のDark Elfが私を待っていた。

「"Order of Vurtuous Blood"の本拠地へようこそ」

 彼らの間に立ち、Seridurはそう言った。彼らは帝都をある疫病から守るために結成された秘密組織…ヴァンパイア・ハンターと名乗った。

「しかし我らは年寄りであり、吸血鬼と戦う力がない」

 Seridurは悔しげにそういった。そう、彼が私を、戦士ギルド一番の成長株(自称)であるこの私を呼び出したのは、そういった事情ゆえだったわけだ。

 彼の話によるとこうだ。Seridurはある晩、日課である深夜の見回り(それをしている彼を思い浮かべるととっても胡散臭い気がしてしまうが)をしていると、Roland Jensericという男の家の前で女性の悲鳴を聞いたらしい。

 彼が慌てて裏庭に回ると、そこではまさにRolandが自分の交際相手の女性に襲い掛かっていたところだった。Seridurは彼を止めようとしたが、ヴァンパイアの怪力で逆に弾き飛ばされてしまった。そしてRolandは女性を地面に放り投げると、今度はSeridurに向き直ったそうだ。

 Seridurは夜警が巡回している表通りに逃げて事なきを得たが、しばらくして戻るとRolandは消えており、女性の亡骸だけが残されていたそうだ。無念の気持ちを抱きながら彼女の遺体を検めると、その襟元には鋭利なもので刺したような2本の傷が残されていたらしい。

 このときSeridurは、Roland Jensericがヴァンパイアであると確信したのだった。彼は私に、Rolandを追跡し斬って欲しいと依頼した。夜の街に下りてきた飢えた吸血鬼を斬った経験は私にもある。吸血鬼の恐ろしさは身に沁みてわかっている。断る理由は無かった。

「まずはRolandの家を探るといい」

 Seridurはそう提案した。彼はどうやらその一件以来、何日も戻っていないらしい。恐らく、Seridurに気づかれたことを警戒して身を隠しているのだろう。吸血鬼といえど、周囲が皆敵になってしまえば分が悪いようだ。



ScreenShot5879.jpg

ScreenShot5881.jpg

 彼ら二人からも話を聞くことが出来る。吸血鬼は日中屋外に居ると日光に身体を焼かれてしまうらしい。故に、彼らを振り切りたいときは日中、屋外に退避するのが最も有効なようだ。そして、被害者である女性についての話も聞くことが出来た。戦いに必要な力はないと言っていたが、彼らの知識は十分力になってくれそうだ。

 吸血鬼といえど、不死身ではない。狩られれば殺されてしまう事だってある。そのことが少し私の気を楽にさせた。おだてられて調子に乗ってはいたものの、自分の戦士としての未熟さは身に沁みてわかってるつもりだ。Rolandの家はこの家の真向かいらしい。夜を待って入り込むことにしよう。











ScreenShot5887.jpg

 さて、細い路地の先にあるSeridurの家に対し、Roland Jensericの家は表通り、Temple of the Oneのごく近くにあった。最高神の神殿近くまで吸血鬼の侵入を受けていたとは、Akatoshもびっくりだろう。人通りが減って、表通りにあるRolandの家に侵入しやすくなる夜半を待ち、巡回が離れたのを見計らって鍵穴に開錠用のピックを突っ込む。



ScreenShot5890.jpg

 掛けられていた鍵は幸い私でも開けられる程度のもので、難なく侵入に成功した。慎重に家の中に身体を滑り込ませると、幸いそこには誰の気配も無かった。正面には食卓が置かれており、右手には上階への階段が見えていた。とりあえず上階にあるであろう彼の私室から調べることにした。



ScreenShot5893.jpg

 鍵のかかった扉をこじ開け、私室に入り込む。家具の細工や飾り棚に置かれた調度品を見るに、Rolandはそれなりに裕福な男だったようだ。まず部屋の奥のデスクを開くが、特に手がかりになりそうなものはなかった。鍵のかかったチェストと宝石箱を見つけたが、私の腕では開けられそうになかった。



ScreenShot5894.jpg

 下階へ戻り周囲を探っている時、階段の陰に地下室への入り口らしき扉を見つけた。



ScreenShot5898.jpg

 こじ開けて階段を下りると、そこは秘密のプライベートバーのような空間だった。彼の毒牙に掛けられた恋人と一緒に楽しんででもいたのだろうか。ラックに収められたワインは高級品ばかりだった。



ScreenShot5897.jpg

 バーカウンターの上にはなんと、幻と言われるTamikaワインの399年ものまで置かれていた。開けてしまいたい衝動を何とか抑えつつ更にカウンターを調べると、ワインのボトルに混じってSkoomaの小瓶が2本置かれているのに気付いた。Rolandと良からぬ連中との繋がりが感じられた。



ScreenShot5907.jpg

 地下室にはそれ以上の成果はなく、すっかり暗くなった1階へ戻る。腹が減っていたのでキッチンスペースに置かれていた肉を拝借しつつ部屋を物色していると、食卓の上に小さな羊皮紙が置かれているのに気付く。開いてみるとそれは…恋人のRelfinaからRolandへ宛てた手紙だった。



ScreenShot5909.jpg

 Bravilへの出張…どう見てもSkoomaの買い付けです本当に(ry



ScreenShot5910.jpg

 これを書いたRelfinaはもうこの世に居ないわけだし、盗み見てしまったようで忍びない心地だったが、Rolandの行方について有力な手がかりが文面から見つけられた。そこには、RolandがRelfinaに初めて愛を告げたと言う秘密の別荘の所在について書かれていた。



ScreenShot5911.jpg

 RolandがSeridurに気付いている以上、そこにずっと留まっているとは限らないだろう。逃げ出す前に隠れ家に向かわなければならないことは明らかだった。Rolandの家を出ると、少々の仮眠を取った後、私は馬に飛び乗った。







ScreenShot5916.jpg

 途中予想外の事故(ゲート出現)はあったものの、なんとか日没前に目的地に辿り着くことが出来た。小屋はRumare湖とCheydinhalを繋ぐ街道の途中から森に入った所にあり、悪者の隠れ家としての雰囲気は十分だった。心なしか扉の奥から禍々しい気配が漂ってくる気もする。



ScreenShot5917.jpg

 不意打ちに備え、武器をいつでも抜けるように体勢を整え、相棒のクロに合図を送りながら、鍵のかかった扉をこじ開ける。剣を抜き放ち、ドドッと小屋の中に滑り込むと、丁度食事の最中だったらしい若い男と目が合った。パンを口に運ぶ姿勢のまま硬直している。彼がRolandか?

 間もなく状況を理解したらしい彼は、口を歪めて「離れてくれ!」と叫んだ。が、相変わらず食卓から立ち上がる様子はない。今のところ抵抗するつもりはないようだ。それともこれは私などいつでもどうにでも出来ると言う彼の余裕なのか? ともかく、話しかけてみることにした。



ScreenShot5921.jpg

 武器を抜いた私に焦り怯える様子の彼を落ち着かせて話を聞いてみると…驚くべきことが彼の口から飛び出した。Rolandはなんと、自身を告発したSeridurこそが吸血鬼なのだと言い出したのだ。





【つづく。】


ScreenShot5494.jpg

 ボツになった顔データ。

 環境再構築の影響で一から作り直したのでこんな顔だった時期もあった。けど、なんか昔と比べてあまりにキツめというかキツネ目になってしまってあまりの違和感で俺の寿命がマッハ2だったので昔のセーブデータから顔データコピーして作り直して今の感じ(プロフィール写真参照)になった。
関連記事
スポンサーサイト
テーマ : Oblivion    ジャンル : ゲーム

Comments


« »

10 2018
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リスペクト
著者近影

泥龍 (clay7890d)

Author:泥龍 (clay7890d)
#A67gdR2o

 統一宇宙暦0083年32月生まれ。スットコイッチョム大学中退。趣味はポロ。この連載が完結したら結婚するという言葉を遺し挟まって失踪。現在は連続で墜ちて来る隕石と各国からの難民受け入れへの圧力を撃ち落としつつ、機首の辺りから高出力レーザーを放つわけわからん戦闘機(?)である。科学的な根拠についてはよくわかりません。

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ