TES4の備忘録

Memorandum of TES4 一泊二日のオンライン(?)

Imperial Corruption ~ 高潔なる戦士 ~ (中編)

Category: OBLIVION > ロールプレイ日記   Tagged: oblivion  オブリビオン  ロールプレイ  
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 帝都、神殿地区。天気、最悪。

 LuronkとRuslanそれぞれの家は見つけ、話を聞くことは出来たものの、彼らはふたりとも問題の汚職衛兵隊長の名は知らなかった。ただ、彼らふたりの口から、商業地区の商人たちは皆件の汚職衛兵によって日常的に金品を脅し取られているという話を聞くことが出来た。





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 彼らの言った通り日常的にそいつが出入りしているのだとしたら、商業地区の組合の長でもあるJensineがその名を知っている可能性もきっとあるだろう。私は商業地区のJensineの店へ急いだ。
 




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Jensine「しつこいね!何度聞かれても知らないものは知らないんだよ!」

狼子「そんな・・・でも、RuslanもLuronkも確かにここで事件があったって話してましたし、Zgokだって」

Jensine「そんな事件はなかったしそんな衛兵も知らないって言ってるだろ!買う物がないなら帰っとくれ!」





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狼子「・・・あんたいつもそんな調子で見て見ぬ振りしてたのか?助けられたかもしれない友達もみんな見捨てて?事を構えるのが怖いのは相手が衛兵隊長だからか?機嫌ひとつで投獄されかねない相手だからか?あんたみたいに地元の有力者でもなんでもないのに、あんたらを助けたい一心で三日も飲まず食わずで下水に隠れた挙句投獄された奴だっているんだ!!それでもまだ戦わないで逃げる気か!?このままじゃいつまで経ってもその衛兵のやりたい放題だぞ!!」





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Jensine「ああ・・・そんなこと言われても・・・あいつはこの地区の警備の責任者だし、あんたみたいに戦えるわけじゃないあたし達は、ここ以外じゃ暮らせないんだ。黙って耐える以外に、どうしようがあったって言うんだい?」

狼子「・・・大丈夫。必ずそいつの不正は暴く。そうすれば、きっともっと安心して暮らせるようになる」





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Jensine「・・・あいつの名はAudens Avidius。この辺りの地区の警備を担当してる衛兵隊長さ。あいつは毎月金を払わないで品物を持っていくんだ。他の店主も、みんな脅されてあいつのやりたい放題なのさ。前に店を閉めて首を吊ったNornilだって・・・」





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Jensine「・・・悪いけど、あたしがあいつの名前を出したとあんたが触れ回っても、あたしは白を切らせてもらうよ」

狼子「・・・」

 私はJensineの店を後にした。










***










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 所変わってここは帝都南監視塔前。神殿地区と庭園地区に跨る衛兵詰め所である。天候は、先ほどまでの荒天が嘘のような快晴だった。監視塔には通常、その地区を管轄する隊の長が塔の責任者として常駐している。いわば、塔の主である。そしてこの南監視塔の主たる衛兵隊長は・・・





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Lex「ム、確かに本官が南地区警備隊長のHieronymus Lexだ。しかし本官に君の探偵ごっこに付き合っている暇はない。今は波止場地区で目撃されたGray Foxの追跡で手一杯なのでな。他を当たり給えGood Citizen」

狼子「そんな!あなたがGray Foxで忙しいのはわかりますけど、これだって市民の生活がかかった話であって」





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狼子「お願いします!濡れ衣を着せられて苦しんでる人だっているし、自分の生活のために泣く泣く言うことを聞かされてる人達だって」

Lex「くどい!帝国全土の平和を脅かしかねないGray Foxを追う本官にそんな些細な人助けにかかずらっている時間はないのだ!それに本官はこの後も波止場地区捜査の指揮を取るという重大な任務が待っているのだ!わかったならさっさとお引取り願おうか!力ずくがお好みならそうして差し上げるがどうする!」

狼子「・・・なるほど、わかりました、残念です、失望しました、あなたには」





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狼子「ところで隊長、あなたがGray Foxを追い回しているのは以前恥をかかされた仕返しのためだそうですね」

Lex「なっ!それをどこで・・・いや、それとこの話となんの関係がある!」

狼子「関係大ありですよ。だって、そんな尊いプライドの持ち主なら例え目の前で下々のどうでもいい人達が苦しんでたところで平気で見捨てて当然ですから」

Lex「なっ!貴様、本官を」





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狼子「もしGray Foxが見てたなら、下らないメンツにばかりこだわるあなたと、自分が無実の罪でブタ箱に叩きこまれたことよりも目の前で困ってた人を助けられなかった自分の不甲斐なさを悔やむような人の、どちらを男として認めるでしょうね」





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Lex「・・・・・・・・・・・・・」





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狼子「お忙しいところ失礼しましたそれでは貴重なお昼休みの続きをお楽しみください、隊・長・殿!」

Lex「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」










***










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 詰め所を出たあとで、つい余計なことを言ってしまったことに対する後悔が押し寄せてきた。あそこまでぶっ貶してしまったのだから、もう彼の協力は得られないだろう。事によっては周りで聞いていた衛兵たちまで敵に回してしまったかもしれない。





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 ・・・仕方ない。他に協力を頼めそうな衛兵隊長といえば彼しかいないだろうし、会いに行くか。少し脳天気で頼りなさ気なところは気にかかるが・・・。





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狼子「・・・Itius隊長」

Itius「はいはい!何か・・・って、ああ!狼子さん!報奨金はお受け取りに行かれましたか?さっき事務官に聞いてみたらまだ取りに来てないって言っていたもんですから心配して」

狼子「実は、隊長に相談したいことがあるんです」

Itius「は?僕にですか?何かな」





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Itius「まさか・・・これが事実なら、重大な告発です・・・!」

 Itiusの素直な反応に、私は内心少し安堵していた。

Itius「・・・しかし狼子さん、お分かりだと思いますが、この告発を裏付ける証拠がなければ僕らは動けません。例えば被害を証言してくれる証人は用意できますか?」

狼子「もちろん!」










***










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Ruslan「わかったよ。そこまで言われたら、協力しないわけにはいかないな」

Luronk「何かあったときはきちんと守ってくれよ、お嬢ちゃん」

狼子「ああ!(・・・お嬢ちゃん?)」

 Luronk達は、最初はAudens Avidiusからの復讐を恐れて協力を渋っていたものの、最後には証言を引き受けてくれた。





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 Talos Plaza地区を巡回中だったItiusは、戻ってきた私の後ろに二人の証人の姿を認めると、安堵したような、寂しげなような、複雑な微笑みを浮かべた。

Itius「わかりました。証人としてはこちらのお二方で十分ですね。善は急げです。早速Audens Avidiusを連行しに行きましょう。立ち会っていただけますか?狼子さん」

 二つ返事で了承した。










***










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Itius「帝国軍帝都監視隊百人隊長Audens Avidius。あなたを、帝国軍服務規定違反の疑いで逮捕します。暴行・恐喝・窃盗及び横領等の余罪についても追って取り調べがあるので覚悟しておいてください」

Audens「・・・!」

 Audens Avidiusは、Itiusの告げた内容を聞いて一瞬驚いたような素振りを見せたが、それでもすぐに平静を取り戻し、静かにItiusの話に耳を傾けているように見えた。





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Itius「さあ、一緒に来てください。せめて、あなたが罪を認めて素直に従ったと仲間たちに伝えさせてください。・・・先輩」

Audens「ぬう・・・」





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Audens「・・・わかったよ。私も男だ。素直に連行されることにしよう。だが、これだけは言わせてくれ。逮捕しにやってきたのが君で本当に良かったよ、Itius。・・・立派になったな」

Itius「先輩・・・!!」

 証人を連れて行った時に見たItiusの寂しげな表情の意味がやっとわかった気がした。彼にとってこの事件は、単なる犯罪者の逮捕だけではなく、寝食を共にした仲間を自分の手で牢獄に追いやる行為でもあったのだ。





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Audens「さあ、善は急げだItius。この卑しい犯罪者を早く監獄に連れて行ってくれ」

Itius「・・・素直に従ってくれたことに感謝します」

 彼らが仲間としての絆に結ばれていたとしたら、その不正を正すことが仲間によって為されたのはきっと最善のことだっただろう。そうだと信じる。

 そう、その時私は、Audens Avidiusがそんなものの存在を信じ守ろうとする男だと、浅はかにも信じてしまっていた。










***










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Lex「・・・フン」





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Lex「Gray Foxならどちらを男として認める・・・か」










***










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 ガスッッッ

Itius「ぐわっ!!」





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Itius「う、うう・・・」





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狼子「お前!!」





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つづく。


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 ポリゴンの隙間に落ちてみる。
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Author:泥龍 (clay7890d)
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 統一宇宙暦0083年32月生まれ。スットコイッチョム大学中退。趣味はポロ。この連載が完結したら結婚するという言葉を遺し挟まって失踪。現在は連続で墜ちて来る隕石と各国からの難民受け入れへの圧力を撃ち落としつつ、機首の辺りから高出力レーザーを放つわけわからん戦闘機(?)である。科学的な根拠についてはよくわかりません。

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